自作プログラム改良版 第2弾

Renewal Program Vol.2

2000年8月8日 作成


内容

1991年から1992年にかけて制作したゲーム「ルモビポ」「2136」「MUTABLE BALL」がジョイスティックのみの対応だったことから,今回キーボードとジョイスティックの両対応に改良したゲームです。また,BASICプログラムとマシン語プログラムのデータを別ファイルに分け,BASICプログラム実行時にマシン語プログラムをロードすることでタイトル画面までの待ち時間が短くなるようにしています。さらに,「ルモビポ」で9,999点を超えたときにゲームオーバーになってしまうバグを修正しています。ゲーム内容そのものはまったく同じなので,こちらのほうがより快適にプレイすることができると思います。



プログラムについて

「ルモビポ」「2136」「MUTABLE BALL」はそれぞれちがった特徴があり,改良内容もそれぞれ異なっています。

ルモビポ プログラムが短いので全体的に変更を行いました。スコアは最初4桁の「0000」から始まり,「9999」の次は1桁増えて「10000」と表示するようにしました。ちなみに「99999」の次は「00000」になります。ゲームオーバーの判定は@タイムが0になったときにスコアが4桁で千の位が4以下の場合,A自分の車が敵の車に衝突したときにタイムが0である場合,のいずれかとしています。以上より,スコアが5,000点以上では敵の車に衝突しない限り永遠にゲームが続きます。また今回スコアが9,999点を超えると5台目の敵の車(黒)が出現するようにしました。よりシビアなゲームになるというわけです。
2136 主に変更した部分はマシン語内の自機を動かすルーチンのみです。自機を動かすためのキー入力処理ルーチンを元の番地から別の番地にジャンプさせることで行っています。
MUTABLE BALL BASICプログラムのキー入力ルーチンをSTICK(0)+STICK(1)のようにキーボード,ジョイスティック両対応型に変更しています。また,元のグラフィック画面の設定(140〜220行)をデータ化,マシン語化することで高速化しています。



最後に

今回の改良について特に苦労した点はありませんでしたが,なかなかやりがいのあるものだったと思います。

「ルモビポ」はマシン語が比較的リロケータブルだったのでルーチンの追加がスムーズにできました。

「2136」は前回の「F5-217」と同じような感じで進めていきました。またこのゲームでキーボードで操作する場合はスペースキーで弾を発射,シフトキーでジャンプという設定にしていますが,プログラムの80行の「I=1」を「I=0」に変更すると,スペースキーでジャンプ,シフトキーで弾を発射するように変更できます。

「MUTABLE BALL」は私の作ったゲームの中ではかなりアブノーマル(?)な部類に入るのでタイトルまでの時間短縮には限界がありましたが・・・。



画面写真

≪写真1≫
ルモビポ
ジョイスティック・キーボード両対応
に改良。タイトルまでの待ち時間を
17秒→3秒に短縮。スコアが9,999
点を超えると黒い車が出てきます。
≪写真2≫
2136
ジョイスティック・キーボード両対応
に改良。タイトルまでの待ち時間を
83秒→4秒に短縮。
≪写真3≫
MUTABLE BALL
ジョイスティック・キーボード両対応
に改良。タイトルまでの待ち時間を
113秒→30秒に短縮。



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