ファイナルファンタジーVI SRAMデータ変更プログラム

ファイナルファンタジーVI スクウェア 1994

FFVIで全アイテム99個！

ファイナルファンタジーVI SRAMデータ変更プログラム

2000年1月26日作成（原作・MSX版）

2001年4月11日 Windows（VB）版を追加

Windows版「FF6セーブデータ（SRAMデータ）変更プログラム」はこちらから

はじめに

このプログラムはファイナルファンタジーV SRAMデータ変更プログラムと同様に，ファイナルファンタジーVI（以下FFVIと略する）で全アイテムを99個，経験値を可変にするetc.プログラムです。動作条件などはFFV版と同様です。以下にプログラムの操作についてSFCエミュレータから得られたSRAMデータを使った方法を説明します。

（本物のSFCカートリッジのSRAMデータを変更してみたい，という人はこちらをみてください！）

操作について

まずプログラムのファイルを用意します。1枚のフロッピーディスクに「F6」（プログラム）と「F6.DAT」（データ）をコピーしておきます。それにSFCエミュレータから得られたSRAMのデータも必要です。このSRAMデータは画面1のような生のデータ（8,192バイト）だけであり，MSXで読みとれるようにするためには，以下の7バイトのデータ（ヘッダー）をバイナリーエディッター等で0～6番地に挿入しファイル名を「F6.SRM」とリネームしておきます。画面2ようにして変更した後，SRAMデータのファイルサイズが8,199バイトになればOKです。

ヘッダー：FE 00 A0 FF BF 00 A0 の7バイト

MSXを起動後，LOAD"F6"[Enter]，RUN[Enter]と入力するとプログラムが開始します。プログラム開始後，画面3のようになります。キーボードのカーソル・キーまたはジョイスティックの方向レバーで矢印を動かし，キーボードのスペース・キーまたはジョイスティックのAボタンで数値等を変更します。キーボードの[Enter]キーまたはジョイスティックのBボタンを押すと「セーブ」の項目で指定した数値（0～2）のセーブデータに関して，SRAMデータの変更が行われセーブされます。セーブが完了した後，MSXを終了させ，「F6.SRM」をバイナリーエディッター等で読み，0～6番地の7バイトのヘッダーを削除し，SFCエミュレータで使用するSRAMデータのもとのファイル名に戻してセーブします。ファイルサイズは8,192バイトに戻っているはずです。これでSFCエミュレータ上でゲームが再開できれば無事終了です。

画面1（Windows）	画面2（Windows）

SFCエミュレータから得られたSRAMのデータを WZ editorのバイナリモードで開いたものです。ファイルサイズは8,192バイトです。	最初の7バイト「FE 00 A0 FF BF 00 A0」が MSXで読み込めるようにするためのヘッダーです。ちなみにMSXで読みとるとA000H～ BFFFH番地にデータが転送されます。

画面3（MSX）

プログラムの初期画面

変更可能な内容
ティナ，ロック，カイエン，シャドウ，エドガー，マッシュ，セリス，ストラゴス，リルム，セッツァー，モグ，ガウ，ゴゴ，ウーマロの各キャラクターの変更内容を「E」「S」「M」「H」「B」「A」及び「EX」で入力します。変更なしの場合は「・」のままにします。
【E（経験値変更），EX（経験値）】	「Y」にするとそのキャラクターの経験値が右側にある値に変更されます。同時にそのキャラクターのレベルは1になります。また16,777,215を越える数値にした場合は自動的に16,777,215に修正されます。
【S（ステータス）】	「Y」にするとそのキャラクターの「ちから」「すばやさ」「たいりょく」「まりょく」のステータスが200になります。
【M（魔法習得）】	「Y」にするとそのキャラクターが54種類の魔法をすべて覚えた状態になります。（ゴゴとウーマロは不可）
【H（頭の装備）】	「ネ（ネコみみフード）」にするとそのキャラクターが「ネコみみフード」を頭に装備した状態になります。
【B（体の装備）】	「ミ（ミネルバビスチェ）」「ス（スノーマフラー）」「B（ベヒーモスーツ）」のどれかを選ぶことができ，そのキャラクターが「ミネルバビスチェ」「スノーマフラー」「ベヒーモスーツ」のいずれかを体に装備した状態になります。
【A（アクセサリー消去）】	「Y」にするとそのキャラクターが装備していたアクセサリーが消去されます。「げんじのこて」や「くんしょう」を外すのに便利です。
【あばれる】	「Y」にするとガウの「あばれる」が255種類すべて習得された状態になります。通常のプレイでは習得できない（と思う）「ジークフリード」「テュポーン」「デスペナルティー」も習得しています。
【だいじ】	「Y」にするとアイテムの「だいじなもの」20種類をすべて持っている状態になります。中には「めずらしいいし」「へんなえ」など通常のプレイでは入手できない（と思う）不思議なアイテムもあります。
【セーブ】	FFVIにある3つのセーブデータのうちどのデータを変更するかを選択します。「0」～「2」の範囲で選択します。

その他，書き換えられる内容
【アイテム】	255種類すべてのアイテムが99個になります。
【ギル】	9,999,999ギルになります。
【プレイ時間】	0:00になります。

プログラム使用例

魔大陸に向かう直前，スカイアーマーなどの敵をロックの打撃で一発
で倒すことを例にとります。STEP1～STEP21の手順で進めていきます。

STEP 1

これは変更前の状態です。魔大陸に
向かう直前の状態です（レベル6でここ
まできたのもスゴイと思うが･･･）

STEP 2

セーブデータ2（0～2のうち上から3番
目だからセーブデータ＝2になる）に
データを記録することにします

STEP 3
	セーブにより得られたSRAMデータに「FE 00 A0 FF BF 00 A0」の7バイトのヘッダーを追加し「FFVI SRAMデータ変更プログラム」を実行します。ここでは「ロック」の経験値を3,000,000にします。ロックの「E」がY，「EX」が3,000,000，セーブが2になっていることを確認し[Enter]キーを押します

STEP 4

変更された後のSRAMデータの最初の
7バイトのヘッダーを削除し，SFCエミュ
レータを立ち上げます。うまくいけば，
プレイ時間が0:00になっています

STEP 5

ギルは自動的に最大の9,999,999に
なります。またロックのレベルは1に
なっています

STEP 6

255種類のアイテムがすべて99個に
なっています

STEP 7

ロックの経験値が3,000,000になって
います。また，他のキャラクター
の経験値は変化していません

STEP 8

リフィーバニー1匹との戦闘後，
ロックのレベルが一気に上がります
（「ロックがレベルアップ」のメッセ
ージは1回しか表示されない）

STEP 9

ロック1人だけレベル99になりました

STEP 10

ロックに「げんじのこて」と「アルテマ
ウェポン」2本を装備させます

STEP 11

再びセーブデータ2に
データを記録します

STEP 12

セーブにより得られたSRAMデータに
「FE 00 A0 FF BF 00 A0」の7バイトのヘッダーを追加し「FFVI SRAMデータ変更プログラム」を実行します。「ロック」の経験値を3,000,000に，ステータスを「Y」，魔法習得「Y」，頭の装備「ネ」，体の装備「ミ」，アクセサリー消去「Y」にします。さらに，あばれる全習得を「Y」，大事なものを「Y」にします

STEP 13

変更された後のSRAMデータの最初の
7バイトのヘッダーを削除し，SFCエミュ
レータを立ち上げます

STEP 14