マイコンBASICマガジン1994年4月号掲載・パズル


本格的アクション・パズル

MUTABLE DRAK

1993年12月17日 作成



MUTABLE DRAKのイラスト


内容

ジャンプしたり,壁を壊したりして,ドラクを矢印へ運ぶパズルゲームです。ミュータブルとは,変わりやすいという意味であります。



遊びかた

プログラムをRUNして40秒待つとタイトル画面がでます。カーソル・キー,またはジョイスティックの左右で面(1〜44面)を選び,スペース・キー,Aボタンでスタートです。
面がスタートすると,自分とドラクが上から落ちてきます。カーソル・キー,またはジョイスティックで自分を左右に動かし,スペース・キー,Aボタンでジャンプします。ちなみにジャンプの高さは1ブロック分です。ドラクの上に乗ったり,ドラクの下にもぐったり(これはハイテク)することもできます。壁を壊すときは,壁にぴったりくっつき,その方向(左,右,下)を向き,シフトキー,Bボタンで壊すことができます。ただし面ごとにきまった回数(画面右のBREAKの数値)しか壊せません。また上の壁や,自分が空中にいるときは壊せません。
自分の進む向きにドラクがいて,その先に壁がなければ,ドラクを押すことができます。ただし,自分かドラクが空中にいる場合は押せません。ドラクを押したり,落としたりして,うまく矢印まで運ぶと面クリアです。
行きづまったら[G]キーでギブアップします。その面の最初からコンティニューができます。



テクニック

壁を壊した後,消えるまで少し時間がかかることを利用して,つぎのようなことができます。
下の壁を壊し,すぐジャンプし,高いところへ移ります(第1図)。これは9面以降で必要なテクニックです。4面や8面などでこれを使うと,BREAK数があまることもあるでしょう。
下の壁を壊し,すぐ右の壁を壊すとドラクの下にもぐり込むことができます(第2図)。 これは13面で必要となります。
それと,6面の解法を示しておきます(第3図)。

≪第1図≫ ジャンプの説明

≪第2図≫ もぐり込みの説明

≪第3図≫ 6面の解法(BREAK=3)



プログラムについて

マシン語を使っているので,キャラクターがドット単位でスムーズに動きます。280行のSINは,スピードを遅くするためにつけたものなので,これを取ると,スピードが速くなります。
770〜870行は面データです。1行ごとに16文字を使用していて,最初の10文字が壁の高さ,あとの6文字はそれぞれ自分のX座標×16,ドラクのX座標×16,矢印のX座標×16,周囲の色,壁の色,BREAK回数です。
面数を増やすことは,リストの一部を変えることにより,96面までは増やすことが可能です。



CHECKER FLAG

編:アクション風味のパズルゲームといったところですか。
Dr.D:システム的にはまあまあじゃ。あとは,プレーヤーを飽きさせない,途中で投げださない程度にほどよくバランスをブレンドすることじゃね。ワシはさっきから・・・どうも・・・ゆ,指がこんがらがっておるわい。
影:それでも自力でクリアしてみせたDr.。オッケー!残り43面だ。




≪第1表≫ 変数表
I,J ・・・・・・ ループ用
N ・・・・・・ 雑用,USR用
S ・・・・・・ 面数
P,N$ ・・・・・・ 雑用
R ・・・・・・ &H・DA00

≪第2表≫ マシン語開始番地
CF80 ・・・・・・ VRAM初期化
CFB8 ・・・・・・ 画面とスプライトの消去
CFE2 ・・・・・・ 面の表示
D091 ・・・・・・ 壁の消去
D115 ・・・・・・ ドラクの移動
D150 ・・・・・・ 自分の左右移動
D233 ・・・・・・ 自分の上下移動
D387 ・・・・・・ サブ・ルーチン
D400 ・・・・・・ 面データ
DA00 ・・・・・・ ワークエリア



画面写真

ゲーム画面

≪写真1≫
壁を壊して道を作りドラクを
ゴールまで運ぼう
≪写真2≫
1段の段差ならジャンプで
飛びあがることができる
≪写真3≫
壁の壊せる方向は左右と下のみで
上はだめです
≪写真4≫
あとはドラクを運んできて
落とすとクリアです



概要その1へ
概要その1へ戻る
シルゴンハーゲンのホームページ・MSX編へ
MSX編 トップへ戻る
シルゴンハーゲンのホームページ・メインへ
ホームページ トップへ戻る