DRAKのニューバージョン登場
2000年8月18日 作成
内容
1988年に作ったゲーム「
DRAK
」のニューバージョンです。キーボードとジョイスティックの両対応で,操作方法は前回の「DRAK」と大体同じですが,ドット移動や連射に対応し,難易度もかなり上がっています。ドラクに一定数ダメージを与えるとクリア。全52面で,52面をクリアすると28面に戻ります。自機(P-79)が敵や敵の弾に衝突するか,シルゴン基地がナンバー機に一定数攻め込まれるとアウトです。6回アウトでゲームオーバーで,コンティニューも可能です。
プログラムについて
BASICプログラムとマシン語プログラムのデータを別ファイルに分け,BASICプログラム実行時にマシン語プログラムをロードすることでタイトル画面までの待ち時間が短くなるようにしています。ゲーム画面はMSX2用のSCREEN 5を採用しています。自機とドラク,ナンバー機はグラフィックを直接表現し,自機の弾と敵の弾のみスプライトを使っています。キャラクターの移動はマシン語を使いノーウェイトで動かしています。
プログラム作成から完成までの流れ
2000年8月11〜12日
プログラム作成開始。最初にグラフィックデータを作成。
2000年8月13日
CGデータの作成。グラフィック・CG表示ルーチンの作成。
2000年8月14日
自機と自機弾の移動ルーチンの作成とデバッグ。
2000年8月15日
ドラクと敵の弾の移動ルーチンの作成とデバッグ。
2000年8月16日
ナンバー機の移動ルーチンの作成とデバッグ。
2000年8月17日
BASIC部分と面データの入力。
2000年8月18日
プログラムの最終チェックを行い,ホームページを更新。
苦労した点
まず,グラフィックデータの作成に苦労しました。単純に図形→ドット→データと変換するだけなのですが量的に多いのが障害となりました。次にマシン語間のリンク時に起こる誤動作の対策に苦労しました。デバッグ完了後のルーチンを新しいルーチンとリンクさせたときにレジスタが破壊されるという問題が多発し,これに気づくまでがかなり大変でした。そして,ナンバー機の移動ルーチンはルーチンそのものが長いので完成するのに苦労しました。
最後に
今回のプログラムは「DRAK」のニューバージョンですが,プログラムのほうは最初から新たに作りました。今回はグラフィックを駆使したせいか,ノーウェイトのわりにはかなり遅いと思います(TurboRなら快適かも?)。ゲーム自体はかなり難しいですが,やる気のある人は全面攻略に挑戦してみてください。面クリアのこつとしては,@ドラクを集中的にねらうこと,Aドラクの攻撃の激しい面(13面など)はなるべくドラクからはなれて攻撃すること,です。もちろん高得点をねらいたければナンバー機を倒して点数を稼ぐ手もありますが・・・。後半になるとそのような余裕はないと思います。
画面写真
≪写真1≫
タイトル画面
タイトル画面。ジョイスティック・
キーボード両対応です
≪写真2≫
1面
ゲーム開始直後。ドラクを攻撃し,
「DRAK」の下の数値が0になるとクリア
≪写真3≫
52面
最終面はこの通り。
クリアできるのか・・・!?
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