AT機用FDDをMSXで使用するための34ピン-24ピン変換回路


PC/AT互換機のFDDをMSXで使えるようにする
FDDは他の電子部品と異なりベルト
などの機械的駆動部品で構成され
ているので寿命が半永久的でない
のが現状です。MSX用のFDDが故
障した場合現時点では交換部品が
ないため,データのセーブやロード
が一切できなくなってしまいます。
そこで,PC/AT互換機用のFDDを
MSXで何とか利用できないかと考え
ました。以下のような34−24ピンの
変換回路を組むと可能となります。

注意!
この回路は私のパソコン FS-A1WSX(松下電器,24ピンFDD)の場合の接続について
示しています。34ピンや26ピンFDDを使用する他機種の場合は異なるので注意願います。



製作に必要なもの

以下のものを用意し,ハンダ付けなどの作業により装置を作っていきます。

ユニバーサル基板 2.54mmピッチのもの
34ピンコネクタ PC/AT互換機のM/Bにある34ピンのFDDコネクタと同等のもの(@)
IC 7438(74LS38ではないので注意)(A)と74LS132(B)を各1個
コンデンサ パスコン用の0.1μFを2個(C)
抵抗器 1kΩのカーボン抵抗を4個(D)
24ピンコネクタ MSX内蔵のFDDからハンダ吸引機で抜き取ったもの(E)
メッキ線 0.5φ程度の針金状のもの
配線用ワイヤー AWG26〜30のもの
その他の工具類 ハンダ,ハンダごて,ハンダ吸引機,ピンセット,ストリッパー,ヤスリなど

STEP1〜11の順に進めていきます。



STEP1 STEP2
まず,ユニバーサル基板を図のようなサイズ(穴の数17×10)に切ります。 コネクタやICなどの部品を図のようにのせます(間違わないように)。裏返しても部品が動かないように基板の裏面からハンダで固定しておきます。






STEP3 STEP4
基板を裏返します。図のようになっていることを確認します。 メッキ線とハンダで図のように配線します。電気的にうまく配線されているかを確認します。






STEP5 STEP6
次に,AWG30の信号配線用のワイヤーを使って各端子間を配線していきます。[1]→[2]→・・・[8]の順に配線していきます。 STEP5の続きです。[9]と[10]を配線します。






STEP7 STEP8
STEP6の続きです。[11]〜[15]の順に配線します。 STEP7の続きです。[16]〜[21]の順に配線します。






STEP9 STEP10
図の位置よりAWG26の電源配線用のワイヤーで[+]と[−]の電源ラインを1mほど引き出します。 PC/AT互換機のFDD用電源コネクタを用意します。図のように電源ラインの(+)と(−)を間違えないようにつなぎなす。







STEP11
MSX本体基板へ図のように24ピン専用ケーブル(MSX最初から接続されていたもの)を,PC/AT互換機用のFDDへ34ピンのフラットケーブル(市販されているFDD用ケーブル。ねじれている部分を使用)と7の電源コネクタをそれぞれ接続します。これで装置は完成です。

MSXでフォーマットされたディスクを挿入した状態でMSXの電源を入れ,BASICが起動したら「FILES」などのコマンドでFDDが問題なく動作するかを確認します。ロードやセーブ,ディスクフォーマットなどを行い,問題なければ終了です。

以上,PC/AT互換機用のFDD用をMSXで使用する方法について書きましたが,上で説明した以外にも方法はあるかと思います。私が確認したところ,この装置ではMSXの電源を入れるときにMSXで読みとれるディスクを入れておかないとBASICが起動しないようです(理由はわからない)。ちなみに私のパソコンはこの装置で2年間以上問題なく動いています。



この装置の詳細(回路)はこちらです。


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